
東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。被災地に位置する当食産業学部フードビジネス学科は、被災者とともにこの未曾有の災害からの復興に向け一丸となって努力致します。
フードビジネス学科における教育の最大の特徴は、食産業に関連した「技術」と「ビジネス」の両面について、確実な素養を習得できるということです。私たちはこれを「文理融合」教育といっています。
食産業とは、農産物・食材の生産から流通・加工を経てマーケティング・販売に至るまでの全過程であり、フードシステムとも呼ぶことができます。フードシステムは、それらのどれが欠けてもあるいは脆弱でも衰退します。食産業の活性化に向けその全体像を把握し、システムの最適化を図るための幅広い知識を持った人材を育成するために、「文理融合」教育が採用されています。
当学科では、農産物・食材の品質・加工・流通・外食・消費など食産業の全重要局面について食品科学や食品工学などの自然科学と、食料経済やフードマーケティングなどの社会科学の両面から総合的に学び課題を究明できる人材の育成を目標にしています。
21世紀を迎え、農産物・食品のグローバル化は大きく進展し、日本の食は世界各国に支えられているといっても過言ではありませんが、一方では地産・地消等の取り組みも活発になっています。そのため、安全・安心な食料の安定供給のために、世界と地域の両面に目を向け様々な課題に対応し解決できる人材の養成も必要になっています。当科では、世界共通の課題である安全・安心な食料供給に関する技術や世界基準・施策などを学ぶためのカリキュラムが充実しており、食産業や行政に貢献できる人材養成を目指しています。
フードビジネス学科設立から7年経ちました。平成23年度の卒業生の進路は宮城県内外の食品製造業(39%)や販売・小売業(27%)への就職、あるいは大学院進学(16%)などです。これまでの卒業生は、それぞれの職場で、広い視野を持ったビジネスマンとして評価が高まっています。
先端的な施設を利用した実験・実習や経営の優良事例を教材とした討論型講義など、実践的な能力を身につけるためのカリキュラムが用意されていますので、フードビジネスの未来を担うスペシャリストを目指し、是非チャレンジし共に学びましょう。